言語化するnews

2024年5月24日

３年生がおもしろい授業をしていました。
「引き算のひっ算（算数）」です。
例えば、３２６－１５４をひっ算で計算するとします。
「えっと、まず、６から４を引いて、その答えは２だから、４の下のところに２を書きます。」
こんなふうに自分の頭の中で済ませてしまっている計算の過程を説明するのです。
「次に、２－５をやりたいんだけど、２から５は引けないじゃん。だから100の位から10を借りてきて12にするじゃん。12から５は引引けるから、答えの７を５の下に書きます。」
「最後に、３から１を引くんだけど、さっき1を貸しちゃったから今３は２になっちゃってるので、２から１をいて、その答えの１を１の下に書きます。」

頭の中ってこんなに複雑なことをしているんですね。

こういう手法を「言語化」と言います。
「言語化」することで、なんとなくしていることやなんとなく考えていることが根拠のあるものに変わります。
根拠をもって身につけたものは簡単には忘れません。
３年生は「言語化」という方法を使って、大切なスキルを頭にしっかりと刻み込んでいました。