頭を使うことを楽しむnews
2024年5月7日
4年生の算数です。
「□mのリボンを○mずつ切ると、ちょうど3本できました。」
この文からまず式を想像します。
□÷○=3
ここまではすぐにクリア。
「じゃあ、□と○に入る数字を考えられる?」と先生が問いかけます。
「簡単だよ。」「僕はもうできた。」
それで終わらないのがこの問いの面白さです。
「へぇ。それだけ?」
先生が言うと子供たちは急にあせります。
「えっ!これじゃダメなの!?」
頭のさえてきた子が言います。
「僕は3つできた!」
先生はニコニコしながら言います。
「3つでいいの?」
子供たちはまた驚きます。
「もっと作れるってこと?」
しばらく考えていた子供が言い始めます。
「あ!これって無限に作れるんじゃないの?」
「本当だ!無限だ!」
無限に数字を入れることに気づいた子供たちの目が輝きます。
先生はさらに問いかけます。
「12÷4=3、9÷3=3、27÷9=3、30÷10=3。こんなにたくさんの組み合わせが思いついてすごいね。なにかきまりが見つけられないかなぁ。」
子供たちはすぐに割り算の式の中に掛け算が潜んでいることを発見!
あとはそれをどう言葉にするか…言語化することが最後の壁です。
頭を使うことを楽しむ姿が教室中にあふれていました。