どちらもいいよ。news
2024年9月13日
3年生が割り算の勉強の中で、63÷8の手順を確認しています。
「まずは8の段を思い浮かべるといいね。」
「その時に気を付けることは、63を越えないこと。」
「8×8=64だから、越えてしまってるね。じゃあ答えは7になるね。」
これまでに学習したことを生かして説明は順調です。
「63÷8=7。これでいいけど、あまりがでるね。あまりはどうやって出すの?」
「8×7=56。56+7=63だから、あまりは7。」
ほとんどの子供は、それでいいという反応を示しましたが、一人の子供は言います。
「私のやり方と違う。私は63ー56=7と計算してあまりを出したよ。」
「その56って、どこからきたの?8×7=56だよ。」
「あぁ、そういうことか。じゃあ、どっちでもいいってことじゃない?」
とっても大切な学びです。
何にでも答えがあるわけではなく、考えた末「どちらでもいい」ってことになる学びはいくらでもあります。
今回は複数の考え方を学んだということになるわけです。
「私のやり方と違う」と言えた子もとても立派です。
教えてもらうのを待っているのではなく、自分で考えて、自分のやり方を見つけたということですから。